テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第五話〜謎の召喚獣〜
4ページ/5ページ


瀧風達があんな風に言った理由は、大聖堂に変な生物がいたからだ


「体はライオンで」
「翼があって…」
「尻尾の変わりに蛇があると」


「どこのキメラだよ」


瀧風は肺の中の酸素をありったけ吐き出したあと、頭を片手で抱えた。


(まさか……合成召喚獣か?)
「どうしたの?」
「……咲……俺の予想が正しけりゃ──」
「瀧」
「何だ」
「あそこに人が倒れてるぞ」
「何故早く言わない!」
「いまさっき気づいた」


瀧風は瞬時に作戦を練る


「サイクスと咲は合成召喚獣と戦ってくれ、俺はあそこにいる人をこっちに連れてくる」
「「合成召喚獣って?」」
「あの化物のこと!」


その刹那召喚獣が吼えた


「いくぞ!」


瀧風の掛け声にサイクスと一緒に走り始め、咲は詠唱し始めた


「月鏡旋空裂!」
「貫け、水の槍達よ。アクアスピア!」


咲とサイクスの攻撃により合成召喚獣が怯んだ隙に瀧風は倒れてる人の方に駆け抜け近づいた


「大丈夫ですか?しっかりして下さい」


瀧風は何度も呼んだが反応がなかった。手を口近くに動かすと、生暖かい息が感じた。


「息はある、気絶してるだけか……よかった」
【しかし何故こんな所に……】
「詮索は後だ、今は…」
【あれだな】
「当たり、さしずめ名付けるならキメラだな」
【そのままだな】


うっさい、と言いながら瀧風は倒れてる人からあまり離れてない所で、詠唱を始めた


「サンダーレイン!」
「ガァァァァァ!?」
「サイクス!」
「わかってる。離れてろ!」


瀧風は倒れてる人を背負って咲の所まで遠回りに走った。その間にサイクスはソルクムーンを構えた。


「サイクス、かましてやれ」


瀧風は微笑しながらサイクスに言ったら、サイクスは口先をまげたその時、ソルクムーンが開いた。
先端から中腹辺りまで開いて、その開いた部分は根元の側面について、何だか粒子砲にも見える。
そしてソルクムーンの開いた所に翡翠色の光が集まっている


「当たり前だいくぞ翡翠──衝爆砲!」


翡翠色の光線が、キメラを飲み込んだ。
その少しあとに、轟音が大聖堂に響いた。


「「いえーー!!」」
「ふ…」


瀧風達はハイタッチをしあった。瀧風は倒れてる人を肩を軽く叩いた


「大丈夫ですか、しっかりして下さい」
「う……うぅん……」
「気付きかけてるね」
「そうだな、じゃあさっきいた場所に戻るか」
「それしかないだろう」


と言う事で瀧風は気絶している人を背負って、さっきいた場所に戻り始めた




続く→あとがき
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ