テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第五話〜謎の召喚獣〜
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「早く来てくれ! こっちもいっぱいいっぱいだ!」
「悪いそっち行く!」


瀧風は、銃を使い、サイクスの周りにいるソステイルを倒していきながらサイクスに近づいた。


「悪かったなサイクス、咲と怪我人を安心できる所に行ってもらってた」
「そうか、来るぞ」
「あぁ。魔神旋!」
「月鏡刃! 時間稼いでくれ」
「任された!っと、そっちじゃねぇよ、散裂弾!」


瀧風が放った弾は咲達の方へと向かおうとしていた、ソステイル達に当たって吹き飛んだ。


「キシャァァァ!!」
「ちいっ!」
「させるか!」


サイクスがソステイルに襲われる瞬間に瀧風が銃で撃ち倒した。


「いくぞ!下がれ!」
「OK! ぶちかましてやれ、サイクス!」


瀧風は銃を撃ちながら、すぐに後ろに下がった


「歪められし扉…今開かれん、ネガティブゲイト!」


サイクスが発した術は、大量のソステイルを巻き込み倒した、だが…


「まー。一向に減らないこと」
「これはきついぞ」
「そんな事はわかってますってサイクス君。っと散裂弾! 今度はサイクス君が時間稼いで」
「ああ、了解だ」


その会話の後に瀧風は詠唱に入った


「月衝打!崩昇襲斬!」
「避けなくても平気だ味方識別している。降り注げ、蒼き雷達よサンダーレイン!」


術が発動すると、ソステイル達の頭上から蒼白い雷が降り注ぎ次々と倒した。


「あー…やっと片付いた……はぁ…」
「お疲れさま」


瀧風とサイクスが疲れ露にしていたが、その時一人の男が近づいてきた。


「ありがとうございます助かりました」
「いえいえ、困った人を助けるのはお互い様ですよ」
「気にする事はない」


誰もが安堵していた時──
ストレイライズ神殿の奥から大地を震わせる雄叫びが聞こえた。


「イヤな予感しかしないのだが…」
「……サイクス、咲行くぞ、多分大聖堂からだ。それと気を引きしめろよ」


瀧風は、項垂れながら盛大に溜め息をした。


【おーい大丈夫か?】
(はっきり言って召喚獣とはあまり戦いたくないんだよな)
「行こう!お兄ちゃん!」
「ったく、二人が行くのに俺が愚痴るわけにはいかないな。さて行きますか!」
「おー!」
「もちろんだ」


そして瀧風達は大聖堂へと向かった




*******


「うわぁ……何だあれ、召喚獣にしてはおかしい……」
「かといって魔物と言うのは」
「不自然だね」




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