テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第五話〜謎の召喚獣〜
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召喚獣の説明を終えた瀧風は、前を指差した


「どうした?瀧」
「多分あの神殿がストレイライズ神殿だと思うんだがどう思う?サイクス、咲」
「うーん多分そうだと思うよお兄ちゃん」
「俺もだ」
「じゃ、行きますか」


瀧風達は、歩く速度を少し速くした。

ストレイライズ神殿

瀧風達は、ストレイライズ神殿に着いたとたん自分の目を疑った


「………おいおいマジでかよ」
「ソステイルがこんなにもいるなんて……」
「予測は、してたがこれだけいるとは……キツいな。サイクス、咲準備だ。ここの奴らを一掃するぞ!」
「「了解!!」」


瀧風達は走りながら分散し、ソステイルの退治を始めた。が、ソステイルはかなりの数がおり、こればかりは時間が掛かるな、と瀧風は直感した。


「そらっ!そこだ!」
「はっ!くらえ!」


瀧風は剣と銃を巧みに使い、多数のソステイルと戦っている。サイクスはソルクムーンを使い広範囲のソステイルを倒している。
そして咲は


「大丈夫ですか? 今治します。ファーストエイド! 皆さん! 傷ついているならこちらに来てください、ある程度なら治せます!」
「俺の親友も頼む!」
「はい!」


ここにいた人の治療にあたっていた。これでは強力な術でソステイルたちを一掃──なんてことはできないだろう。


「っ! うらぁっ!」


シデンで防いで、銃で止め。全くもってやり易そうなやり方に見えるが、実際は難しいものだ。


(後ろに咲たちがいるから迂闊に下がれない……とは言えこのままサイクスと一緒にソステイル全部を倒すのは無理……どうしたら)


内心かなり慌てる瀧風は周りを見渡していた。するとふと二階の廊下が目に止まった。なぜ、なぜ──
その場所にはソステイルがいない?


「───咲!」
「なに、お兄ちゃん?」
「あそこに二階の廊下が見えるだろ?」


咲は言われてからキョロキョロと見渡して、二階の廊下を見つけた。


「うん、あ! ソステイルがいない。わかったよ! 皆さん! 二階の廊下に移動してください!」
「さて……咲たちが移動している間。俺たちがコイツラを引き付けるぞサイクス!」
「ああ! ……というか───」


サイクスはソステイルを錨を平べったくしたような武器──ソルクムーンでぶっ飛ばしたあと、瀧風を睨んだ。





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