テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人〜第四話過去の話と過去の友との出会い〜
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【そうなのか…ん?ルアフォールド?確か聞いたような】


瀧風は、微笑みながら


「当たり勘がいいなシデン。俺の親友バルク・ルアフォールドの兄さんだ」


シデンは頷いたような感じがした。


「話を元に戻すが構わないかシデン?」
【ああ、構わん】
「じゃあ続けるな。で蒼空と会い礼もかねてメシを一緒に食べたんだ、互いに馬があったのか、そこから一緒に戦う事になったんだ。笑い話だが蒼空は、俺の隊の副隊長だったんだ」
【自分の隊の副隊長がわからなかったとは、笑い話だな】
「確かにな。蒼空と仲良くなってから数日後ぐらいかな、上から敵国に潜入という突撃命令が下ったんだ。ちょうど俺達第八隊は、近くにいたからな仕方ないんだろうけど」
【潜入してどうなったんだ?】
「今話すさ心配しなさんなって。潜入して奥地に行ったんだ。そこで俺と蒼空は見たんだ」
【……それは何なんだ】
「アサワールが敵国に情報を売っていたんだ」


シデンは、少し疑問を持った。


【だがそれだけで第一級犯罪者になるのか?】


瀧風は横に振って否定する。


「アイツはそれだけじゃない、もっと酷い事をした」
【?……瀧風大丈夫か!? 顔が青いぞ?】


瀧風は笑っている。だが、上っ面だけの空元気とシデンは勘ずいた。


「大丈夫、少し思い出しただけだから、続けるぞシデン」
【無理するなよ】


ああ、と答えた瀧風は話を続けるようにした。


「それでアサワールに気付かれて戦う羽目になったんだ。だけどこっちは体力的にきつかったんだ、だがあっちも容赦無くてな数分も経たない内に俺達は壁に背中を預けてた」
【そうか…】
「アサワールはまず隊長である俺を殺そうとして近づいて来て剣を振り下ろして来た瞬間……蒼空が俺を庇って………………死んだ。」
【……ッ】


瀧風は感情が死んだ顔をしていた。シデンはそれにも驚き絶句していた


「それで俺も殺された……【な……、ちょっと待て!?じゃあなぜお前はここに!?】しっかり聞けってシデン説明は……、次な」
【?……!…わかった】


瀧風がシデンを構えると奥にあった石が輝きドラゴンらしき者(?)が出てきた。


<久しいな瀧風よ、大きくなったもんだな>
「ホンート、久しぶりだなガルザムク十年ぶりか?」




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