テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第二話〜異変〜
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「あ、アトワイトもよろしく〜」
「さっき言ったけど…もしかして聞いてなかった?」


呆れながら訪ねる瀧風に対して、ルーティは頷き、そうだと答えた。
思わず瀧風はため息した。
これで何度目だ…、と心の中で呟いた瀧風は頭を抱える。


「それじゃよろしく〜、私はチビ共寝かして来るから」


そう言うとルーティは孤児院に戻って行った
瀧風は、呆れた様な感心した様な顔をしていた


「まぁいいや、とりあえずもうちょっと孤児院から離れよう」
「なんで離れるんだ?」
「召喚陣が大きいんだよ」


瀧風の当たり前のような回答に、スタンの目が点になる。


「ショウカンジン?召喚陣って何なの?」
「召喚陣ってのはな契約した召喚獣を召喚するために必要な陣なんだ」


スタンは感心しながらある疑問を問いかけてきた。


「でもさ、その召喚獣ってどうやって契約すんの?」
「自分の力を示して勝ったら、召喚獣と契約を交わすんだ」
「ふぅん……そうなんだ。よろしく頼むよ」
「ああ、任せろ」
「んじゃやるから離れてろ」


スタンは頷き離れていく。
スゥ、ハァァ……と、瀧風はかなり深い深呼吸をした。


「死しし魂と肉体、もしくは物体よ今、死の輪廻から外れ今この世に蘇れ!リターンズソウル!!」


瀧風がそう言うと召喚陣が現れた。
そして偶々あった、案山子が炎に巻き込まれ灰と化してしまった。
そして召喚陣の近くから変な形の剣が炎に巻かれながら2つ現れた。
スタンは驚きつつも、その剣に近づき叫んだ


「ディムロス!!それに!アトワイト!!」
【スタン!?スタンではないか!】
【本当にスタン君なの?】

スタンは笑顔でアトワイトやディムロスとの対面に歓喜していた。


「うんそうだよ」
【しかし……何故我らがここにいるのだ、確か我はリーネにいたはすだが……】
「瀧風に復活させてもらったんだ」
【瀧風? 誰だそいつは?】
「この人だよ、ディムロス」
「どうも瀧風です。ディムロスさんだっけ? よろしく。あと、さっきの会話聞こえてたぞ」
【何?我らの声が聞こえるのか?】


瀧風は頷いて。うん、と答えた。
その時スタンが手をポンッ、とやった





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