テイルズオブフューチャー異世界の旅人
□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第二話〜異変〜
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そこでつかさず、ルーティが瀧風達に聞いてきた。
「あいつらはソステイルって呼ばれてる。よく人を襲うんだ」
「瀧風は何でその事知ってるんだ?」
「そりゃ見たことあるからじゃないのスタン。よく考えなさいよ」
ルーティに普通に突っ込まれた。
ああ、とスタンは声を出して瀧風の方へ向きなおす
「もうちょっと詳しい事教えてくれるかな?」
「ああ。あいつらソステイル達は、さっき見たように人を襲う奴等なんだ」
「人を襲って何の意味があるんだ?」
瀧風はつかさず困った顔をし、首を傾げた。
「解んない。あいつらソステイルは何をしたいのかまったく解らないんだよ」
「うーん瀧風でも解んないのか…」
瀧風はため息をついて、また困った顔をした。
「ソステイル達はさっき見たように集団で行動する。しかも一体でもいれば必ず居るんだよ、かなりの量のソステイルが……多分他の街も襲われてるかもしれない」
その言葉を聞いたスタンとルーティは絶句した。
「ま、まてよ。ソステイルってそんなにすごい量なのか!?」
スタンが慌てながら聞いてきたが瀧風は首を横に振り、告げた。
「なぜか絶対的に居るんだよ、あいつらは。それとスタン、ルーティ」
「な、何だ?瀧風」
「明日、もちろんだけど、ここを出るよ。てか旅を続ける」
「じゃ、じゃあ!俺も!」
馬鹿か? と思わず瀧風は口に出していた。スタンはカチンときたのか顔をしかめた
「何だよ!!その言い方!」「あんたが来たら、クレスタはどうなる?」
鋭く指摘されたスタンは悔しさから、俯く
「でも……仲間が心配だし」
「はぁ…だったら手紙か何か渡してくれ、その仲間に渡すからさ」
瀧風のその言葉にスタンは明るくなった。
スタンは瀧風の手を握り、ブンブンと鳴るかの如く、手を振った。
「ありがとう!早速手紙書いてくる!」
そう言うとスタンは孤児院に戻って行った、と思ったら止まった瀧風は近づいて
「どうした?スタン」
「いやな、あいつらと戦う事になるし武器どうしようかなって……あ〜あディムロスがいればなぁ」
「そうよね〜アトワイトがいれば、楽にはなったでしょうけど、無い物ねだりね」
「聞くけどさ、そのディムロスとかアトワイトって誰?」
「ディムロスとアトワイトはな、ソーディアンなんだ」
瀧風は首を傾げながら、聞いた事あるな、と呟き
「確か人格がある武器だっけ?うん聞いた事ある」
「よく知っているな〜」
「……え〜とそのディムロスとアトワイトだっけ?復活できるよ」
二人は瀧風の思わぬ台詞に少し混乱しながら
「え、出来るのかそんな事?」
「ああ、出来る助けてもらった礼と泊めてくれる礼だ」
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