テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第二話〜異変〜
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テイルズオブフューチャー異世界の旅人第二話〜異変〜
瀧風が話そうとした時


『キャアァァァ!/ウワアァァァ!?』
『何だ!?/何が起きたの!?』


瀧風達はドアを開けて外に出た。
出た瞬間スタンとルーティが唖然としていた。


「何だこれ…」


スタンは驚いていた。黒い物体が、人を襲っていたからだ。
瀧風たちはすぐに駆け出し、黒い物体に殴りかかる。


「連獄・双牙掌!」


炎を纏った両手で瀧風は黒い物体を薙ぎ払っていく。


「スタンにルーティ、ここは俺たちに任してまずは人の避難を!」
「あ、あぁ! すまない、任せる! みんな、こっちだ!」


スタンは落ち着いてクレスタの人を避難させる。
瀧風と咲、それにサイクスは各々武器を構える。
瀧風咲は軽くて硬いメイス。
サイクスは錨を平べったくしたような形の武器。
瀧風は素手だ。


「行くぞ!」
「ああ!」
「うん!」







ざっと一時間は戦っただろうか? 現状は黒い物体に囲まれていて、はっきり言って絶望的だ。


「ちーとキツいな……」
「だが、俺たちがコイツラ──ソステイルの気を惹き付けていなければこの町の人に被害が出るだけだ」


サイクスと瀧風は咲を守るような陣形で戦っていて、術を唱える咲を火力とした戦いかただ。


「津波よ渦巻き、彼の者の足枷となれ、アイスウェーブ!」


津波が咲を中心に渦巻き、ソステイルたちを巻き込む。そこまでは普通だ、しかし。
パキン、と凍った物を折るような音がした。
そう、ソステイルたちの足にある水が凍って、咲が言った通りに足枷になった。


「今だよ、お兄ちゃん、サイクス!」
「「応っ!」」


足枷のせいで動けないソステイルたちを無情にも薙ぎ払う瀧風とサイクス。


「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァ!!!!」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァァァ!!!!」


どこのスタンド使いだ、お前ら。







「ふぅ、すっきり」
「……えー」


スタンが助太刀に来た時にはすでに黒い物体が全滅していた。


「お。遅かったな」
「ありがとね、町を救ってくれて」


スタンは黒い物体がいたであろう所を見る。


「あの黒い物体……何なんだったんだ?」
「俺たちは知っている。アイツラのこと」
「! なら、教えてくれない? あの黒い物体のこと」





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