テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人 第十四話〜手紙…終了?〜
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「えっと……手紙はあと一つなんだけど……どうしよう」


瀧風は残り一つの手紙を見ながら迷っていた。


テイルズオブフューチャー異世界の旅人 第十四話〜手紙……終了?〜


「どうしたんでぇ? 瀧風」
「いやな。手紙は残り一つなのだが……スタンの妹さんって何処にいるんだろうって」
「スタンの妹……?嬢ちゃんだったら帰ったぜ」
「帰った……? じゃあ先程までここに居たのか?」
「買い物に来てたんだ。買い物が終わったからリーネに帰ったぜ」


コングマンの言葉に、手紙渡しそびれたな。と瀧風は残念に思った


「ちなみに昨日だからもうついてんじゃねえか?」


コングマンは腕を組みながらそう言った。瀧風はリーネの場所は地図で見て理解しているので


「じゃあ、さっさと行くか」


そんなことを言って街の外へと出ようとしたが


「おいおいおいちょっと待てよ。リーネまでは最低でも2日位かかんだぜ。しかも今は白雲の尾根があるんだぜ、無茶だろうが」
「じゃあ聞くが、スタンの妹さんはどうなんだよ。コングマン」


その質問にコングマンとジョニーは
嬢ちゃんは例外だ、とはもって答えた。
スタンの妹さんっていったい……と瀧風が思ったのは言うまでもなかったりする


「……兎に角。リーネに向かおう。場所は地図で暗記済みだし、善は急げだ早く行こう」
「ちょっと待った」
「どうしたんですか。ジョニーさん?」
「リーネまでは最低でも2日位かかるはずだ。それの距離をどうやって行くんだい?」


瀧風はうっすらと笑い、簡単ですよ。と言って街を出た。コングマンとジョニー以外は苦笑いをしながら瀧風を追いかけた。二人はわけのわからないままで、ついていった


「さて、この辺でいいかな……じゃあいきますか」


瀧風はみんながくるまえに、詠唱を始めた。魔物の格好の的なのだが……


「………そう簡単にはいかせてくれはしないか」


瀧風は詠唱を止め、後ろを見ると。猪に似た巨大な魔物が十体そこにいた。
瀧風はシデンを抜き、左手に銃を構え、放ち一体の猪の頭を貫いた。それを合図に猪は一斉に走り出した


「そうそう……そうこなくっちゃあ、面白くない」


瀧風はまず手始めに先頭の猪に飛び掛かり、背中に乗った。猪は驚いて暴れるが瀧風は気にせずに頭をシデンで突いてそのままシデンをひねると同時に、瀧風は猪から降りて猪の首をおかしな方向へ曲げて蹴り飛ばした




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