テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第十二話〜闘技場〜
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「さて、戦うか…」
【頑張れとしか言えん】
「サンキューシデン」


瀧風はシデンに礼を言い終えた後、魔物が何頭か現れた。一体が突っ込んで来たが、瀧風は戸惑う事無く斬り裂いた。魔物を倒した瀧風は──とても愉快そうに笑う。


「さぁ、少しは楽しませろよ?」


テイルズオブフューチャー異世界の旅人第十二話〜闘技場〜
瀧風は一気に残りの魔物に近づく。


「いくぞ、幻竜斬!爪竜連牙斬!そら、散裂弾!」


瀧風は斬り抜けて後ろに回ると同時に斬り上げた。連続で袈裟斬りして、上空に跳んで、下に居る魔物に向かって放った弾は魔物を次々と倒した。


「遅い」


瀧風はそう呟きながら2体を斬って絶命した。瀧風は銃を構え始めた


「甘い」


また呟きながら銃の引き金を引き、十体を絶命させた。そしてまた放ち、三体を絶命させる。


「これじゃ訓練にもならないな。すぐに終わらせてやる流星弾、ヴォルテックライン!」


上空に弾を放った後、稲妻を纏った銃から一筋に煌めく様な雷の弾を放ち魔物達を貫いた。だが魔物は動かない。いや動けなかった、瀧風の異様な殺気によって


「これじゃ……アイツには勝てない!!」


瀧風は一気に近づき急所を斬り裂き絶命させていった、だが瀧風は悔しそうな表情を見せていた


(勝てない。勝てない、勝てない勝てない勝てない勝てない!! アイツには絶対に勝てない……こんなんじゃッ!!)


瀧風はそう思いながら魔物を斬っていき、詠唱に入った


「消えろ。降り注げ、蒼き雷達よ、サンダーレイン!」


バトルステージに稲妻が無数に降り注ぎ魔物は全滅した


《………ハッ!す、凄いぞ!あれだけの魔物をたった数分で!しかも無傷だーーー!!》
『ワァーーーー!!』
「あれだけなら楽だろ?」
《………ん?ちょっと待ってくれ……おお!?》


司会は受付から耳元で話を聞いた瞬間驚きを隠せなかった。
は? と言わんばかりに表情を曇らせる瀧風を余所に、アナウンサーは声を張る。


《今回は凄いぞ!前チャンプが瀧風君に挑戦状を叩きつけたぞ!その名は───マイティ──────コングマン!!》


そのセリフで一気に会場は熱気に溢れた。




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