テイルズオブフューチャー異世界の旅人

□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第十一話〜さぁ次の街に行こうか〜
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「ふぁ……ん?朝か……あれ?」


……気が付いたら、朝だった



テイルズオブフューチャー異世界の旅人第十一話〜さぁ次の街に行こうか〜


「あれ、俺何時寝たんだ?」


瀧風は何故何時の間にか寝たかを思い出していたその時だった。
ガチャ、とドアが開いた。瀧風は確認すると、咲だった。


「あ、お兄ちゃんおはよう」
「ああ、おはよう咲……なぁ咲」
「何?お兄ちゃん」
「俺何時の間に寝たんだ?」
「お兄ちゃんはねー、甘酒飲んだ後。疲れたからとっとと寝るって言って寝ちゃったんだよ」
「あぁ…(なるほどー少し疲れがたまってたか……)」


瀧風はベッドから立ち上がると、咲の頭を撫でる。


「じゃあさっさと行きますかな」
「うん、早く行こ!」


瀧風はシデンを腰に掛けてドアを開けてその部屋を後にした


「おはよう、みんな」
『おはよう/起きたか/おはようございます!』


みんなそれぞれの挨拶を終え、宿泊代を払い終わり宿を出ようとしたその時


「待ってくれないか?」
「……マリーさん(やっぱりか…)」
「私もその旅に入れてくれないか?」
「……何故ですか?」
「ただ見過ごせないのだ。私の親友が戦うのにただ見ているのは嫌なのだ、だから共に戦いたい」
(こりゃテコでも動かないほどの精神だな)


心の底からそう思っていた。そして瀧風は少し悩み、答えを出した。


「わかりました、ですが無茶はしないでくださいよ?」
「ああ、もちろんさ!」
「(こういう人って絶対無茶するんだよなぁ)……はぁ……」


瀧風はため息をつきつつもとぼとぼと、歩き始めた。


ハイデルベルクのすぐ外


「さてと、ノイシュタットに向かいますか」
「はい!」
「ですがどうやって行くんですか?船はまだ輸送船しかありませんよ?」


チェルシーは瀧風に訪ねたが瀧風は答えずに、変わりに銀真が笑っていた。


「ま、見ていたらわかるさ」




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