テイルズオブフューチャー異世界の旅人
□テイルズオブフューチャー異世界の旅人第六話〜四英雄と懐かしき友との出会い〜
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「あ、いたいたおーい嬢ちゃん達ー」
「あ、おじさん!大丈夫ですか、傷?」
「ああ。嬢ちゃんのおかげで助かった……って兄ちゃん誰背負ってんだい」
瀧風はおじさんの疑問を聞きながら、背負ってる人を見ながら答える。
「大聖堂で倒れたんだおじさん、悪いけど空いてる場所ある?」
ああ、とおじさんは答えて空いてる布団に案内した。
そして瀧風は背負ってた人を布団の上に乗せた瞬間、おじさんが驚いた。
「フィリアさん!?」
テイルズオブフューチャー異世界の旅人第六話〜四英雄と懐かしき友との出会い〜
おじさんの言葉に瀧風は、何かを思いだそうとしている
「あれ?フィリアって……どっかで聞いたような…」
「うーん何処だっけ……」
うーん、と必死に思いだそうと、しばし沈黙が続いたが…
「なぁ瀧よ」
「なんだ?サイクス」
「もしかしたらスタンが言っていた仲間じゃないのか?」
瞬間的な時間停止の後
「「ああ、そっかそれだ」」
さすが兄妹だな、ハモる時は一緒か、とサイクスは呟いた
「さて、じゃあこの人が起きるのを待ちますか。咲は怪我人の治療。サイクスは俺の手伝いをしてくれ、消化にいいシチュー作るから」
「わかった」
「りょーかい」
しばらくして………
「皆さん、シチューが出来ましたよー」
「良い匂いだなー」
「うまそうだ」
「早く食べたい…」
「ハイハイ皆さん押さない押さない。ちゃんと皆さんの分はありますから」
瀧風が言った瞬間、歓声が響いた
配り中ー
終わりー
『いただきます』
「「いただきます」」
「疲れた……ってかあの人は?」
「まだ寝てるよ」
「そうか、早く起きてくれると助かるんだが…まあいいか、もう夜遅いし寝るか?二人とも」
「その前に一つ」
「何だ? サイクス」
「咲はさっきの返事の後もう寝ている」
「ありゃりゃそうか…サイクスも寝たらどうだ?」
「悪いな、そうさせてもらう」
サイクスは布団をくるんで横になった瞬間に寝息が聞こえた。
「全く…外の見張りでもしとくか」
そう言い瀧風はストレイライズ神殿からちょっと離れた所まで歩いた
「そろそろ出てきたらどうだ?ダルガード軍第7番隊隊長さんよ」
すると突然何もない瀧風の目の前からハヤナが出てきた
「瀧風殿。あの後王子と話して来ました、それとディルハートの姫から手紙を」
「やーっぱりその話かー……じゃアイツは何て言ってた?」
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