ウツヲトメの唄
□女子(おなご)
1ページ/18ページ
―女子(おなご)・壱―
皆からあしげにされ
男からは汚い生き物の罵られ
自分自身が醜くて
何度死のうと考えたか
髪に色を加え
貯金をはたいて服を買い
化粧の仕方を教えてもらった
すると
男共は態度を豹変させ
気味が悪いくらいに
次々と声をかけてくる
どうせ
下心しかない馬鹿共が
性欲の塊の屑
お前等のしたことを
今度は私がしてあげよう
屈辱を味わうがいい
己の醜さを
歪んだ人間という自覚を
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ