ウツヲトメの唄

□女子(おなご)
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―女子(おなご)・壱―

皆からあしげにされ
男からは汚い生き物の罵られ
自分自身が醜くて
何度死のうと考えたか

髪に色を加え
貯金をはたいて服を買い
化粧の仕方を教えてもらった


すると
男共は態度を豹変させ
気味が悪いくらいに
次々と声をかけてくる

どうせ
下心しかない馬鹿共が
性欲の塊の屑
お前等のしたことを
今度は私がしてあげよう

屈辱を味わうがいい
己の醜さを
歪んだ人間という自覚を
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