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□姉妹喧嘩
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カキンッ!!


何やら、外で物凄い音がした・・・
眠いが・・・気になる・・・大体の予想はつくが・・・。


「ふぁぁ・・・」


カキン!!カキィィン!!


「また・・・水銀燈・・・」


あれ?何でここで寝てるんだろう・・・。


「ちぃ!!今日はこいつが仕掛けてきたのよ!!」
「殺すのだわ!!」
「真紅が?」


どうやら、真紅はオーベルテューレの主役が水銀燈だと言うことに怒っているようだ・・・


「真紅・・・目がイってるし・・・キャラが・・・」
「蒼星石!!ちょっと手伝いなさぁい!!」
「えぇ?僕?」
「!!」


真紅が、何かを思い出したかのように微笑む・・・


「ふっふっふ・・・"ボク"だなんて・・・レディーがそんな事言うものじゃないわ」

「レンピカ・・・・。」


プッツン と蒼星石の中で何かが切れた・・・
つまり、黒くて蒼い子・・・が出現したという事だ・・・


蒼星石は、真紅に向かって突撃した
真紅はあまりのスピードに反応できなかった・・・


「は・・・速い!?」


真紅は弾き飛ばされて地面に激突した


「なーにやってるで・・・ぐはぁ!!」


真紅が激突した際に手から離れたステッキは翠星石にぶつかった・・・


「許さんですぅ〜・・・スィドリーム!!」


翠星石は如雨露を手に取り、真紅に殴りかかる。



すると・・・
油断していた水銀燈の方に、無数の水晶の塊が飛んで行く・・・
それを翼で防ぐと、すかさず、羽で攻撃する。


「薔薇水晶・・・・」
「今度こそ・・・今度こそ・・・」
「もう・・・貴方には負けないわ・・・」



その状況を見ていた、金糸雀、雛苺は・・・


「皆が疲れてる今がチャンスかしらぁ〜」
「楽しそうなの〜雛も混ざるの〜」



「ちっ・・・雑魚が増えやがって・・・」
※蒼い子です^^;
「雑魚じゃないのー!!」


茨が飛び出してきて蒼星石を襲う
それを鋏で振り払う蒼星石・・・


「バカな・・・真紅の配下になり、巴との契約を破棄した貴様の何処にこんな力が!!?」
※蒼い子です^^;
「うにゅ〜の力なのー」


「フッフッフ・・・何時ぞやの恨み・・・晴らすときかしらー!!」
「金糸雀・・・君まで・・・仕方ない・・・二人まとめて殺す!!」
※蒼い子です^^;



「水銀とぉー!!何故!?何故貴方ばかりぃぃ!!」
「真紅ぅ!!てめぇの相手は翠星石ですぅ!!」
「フン!!泣き虫翠星石が私の相手?バカにされた物ね!!」


「貴方が相手?」
「貴方が相手?」
「聞いてるの!!?」
「聞いてる?」


オウム返しのように聞いてくる薔薇水晶に苛立ちを覚えた水銀燈だった・・・


「絶対、殺すわぁ!!」
「絶対・・・殺す?」



いよいよ始まった、偽アリスゲーム・・・
勝つのは・・・誰だ・・・



その旋律は、夢見るように・・・
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