戦国無双

□会いたくて・・・
3ページ/11ページ


「あ・・・っ」


無遠慮に侵入してくる信長の指。

1本、また1本と増える指は今や3本にまで増え、孫市の内を掻き回す。

快感と屈辱に耐える孫市。

その目からは、生理的な涙がはたはたと零れる。


「ん・・・ふっ・・・」


抑え切れない声がもれる。

歯を食いしばると、それに気付いた信長が指の動きを早める。


「やっ・・あぁ!!」


それと同時に孫市の背中が大きくのけ反る。

ぐちゅぐちゅという音が部屋に響く。

たまらず孫市は耳を塞いだ。


「何故閉ざす?」

「あ・・・」


信長が耳元で囁いた。

孫市の身体がびくりと揺れる。

そんな些細な攻めでも感じるようになってしまった身体。

悔しくて、悲しくて、孫市は涙を流す。


「美しい・・・」


信長は泣いている孫市の目尻にキスを落とした。

愛しているから傍におきたい。

愛しいから縛りたい。

大切だから奪いたい。


泣き疲れたのか、孫市は眠ってしまった。

信長は孫市の身体を綺麗にしてから部屋を去った。

夜の静寂はまるで、嵐の前の静けさだった。




next...
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ