戦国無双
□会いたくて・・・
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「あ・・・っ」
無遠慮に侵入してくる信長の指。
1本、また1本と増える指は今や3本にまで増え、孫市の内を掻き回す。
快感と屈辱に耐える孫市。
その目からは、生理的な涙がはたはたと零れる。
「ん・・・ふっ・・・」
抑え切れない声がもれる。
歯を食いしばると、それに気付いた信長が指の動きを早める。
「やっ・・あぁ!!」
それと同時に孫市の背中が大きくのけ反る。
ぐちゅぐちゅという音が部屋に響く。
たまらず孫市は耳を塞いだ。
「何故閉ざす?」
「あ・・・」
信長が耳元で囁いた。
孫市の身体がびくりと揺れる。
そんな些細な攻めでも感じるようになってしまった身体。
悔しくて、悲しくて、孫市は涙を流す。
「美しい・・・」
信長は泣いている孫市の目尻にキスを落とした。
愛しているから傍におきたい。
愛しいから縛りたい。
大切だから奪いたい。
泣き疲れたのか、孫市は眠ってしまった。
信長は孫市の身体を綺麗にしてから部屋を去った。
夜の静寂はまるで、嵐の前の静けさだった。
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