戦国無双

□愛・Rejection
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なす術がない孫市は黙ってついて行くしかなかった。

しばらく歩いて辿り着いたのは小さな小屋だった。

小屋は古ぼけていて、あちらこちらにくもの巣が張り付いている。

一瞬ぞっとしたが、どうせ聞いても答えてくれない。

孫市は慶次に連れられ中へと入った。

外見とは裏腹に、中はきちんと整頓させていた。


「ここは・・・」

「心配すんな、今は誰も使っちゃいねぇ」

「はぁ・・・」


どこらへんに安心すればいいんだか・・・


「んで?どうして俺をこんな所に連れてきた?」


どかりと床に座り込む孫市。


「そりゃ、こんな所でする事っつったら・・・」


どういって、隅に敷きっぱなしの布団を指差した。


「なっ・・・?」


なんでこんな所に布団が?

なんて見当違いなことにびっくりしている暇もなく慶次に押し倒される孫市。


「慶次!放せよ!!」


どんなに暴れても慶次の体はびくともしない。


「孫市・・・」


慶次の目はまるで血に飢えた獣のようだった。


「てっめ、いい加減に・・・」

「今・・・」


暴れる腕を床に押さえつけて慶次は言った。


「今ここで無理やりヤるのと、布団の上で優しくヤられるのと、好きな方を選べ」

「な・・・!」


究極の選択を迫られる孫市。

考える間にも、慶次はどんどん服を脱がしてくる。


「わ、わかった!!」


慶次の動きが止まった。

孫市の答えを待っているようだ。


「さっさと終わらせろよ!!」

「孫市・・・」


そうして二人は布団に移動した。



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