長編2

□☆M.corp第7話
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早朝、隣で眠る愛しい姿に笑みが零れる

頭に1つ、キスを落とし、まだ夢の中のアリスの寝顔を堪能した

もうそろそろ起こさなければならない時間だと、マルコが思っていた頃

『…ん…んんぅ……。』

眉間に皺を寄せ、体を縮めて擦り寄って来たアリスの瞼が、ゆっくりと開いた

不「おはよい、アリス。」

『…ん………っ?!///』

寝ぼけ眼を一瞬にして覚醒させたアリスが勢い良く起き上がる

『!…っ、』

途端顔を顰めて蹲ったアリスは腰に手を当てている

不「あー…無理、させちまったかよい?」

初めてのアリス相手に、そんなに激しく動いたつもりは無かったのだが…

アリスの背に手を回し、優しい手つきで腰を撫でてやると、顰めっ面で僅かに潤んだ瞳を向けて来たアリス

片眉を釣り上げてその様子を見詰めたマルコは…

不こりゃァ文句を言われるかねい?

そう身構えた

『っ、…おは、ようごっ……おはよう、マルコさん///』

照れ笑いをしながら言うアリスに面食らったマルコは…

グイッとアリスの体を抱き寄せ、耳元でおはよい≠ニ囁いた

真っ赤に染まった耳に口付け、名残惜しくなりながらアリスの体を離す

不「動けそうかよい?」

『だ…大丈夫///』

先刻から言い淀むのは、余所余所しいと言われない為かとクツリと笑ったマルコ

不「良いよい。慣れるまでは仕方無ェだろい?」

優しく頭を撫でてやれば、ホッと息を吐いたアリス

不「但し、1回につき1キス、貰うよい?」

『〜〜〜っ///』

そう強制提案したマルコに、アリスの顔が真っ赤に染まった


 
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