長編
□☆第04話「エースの気持ち」
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更に西へと向かったエース達は、また小さな島に上陸していた
上半身裸で、背中に刻んだエースの誇りは目立ち、瞬く間に火拳のエース上陸の話は島中に知れ渡った
それにエースと手を繋いで歩くアリスの事も
海賊のエースとは似合わない容姿
食事も甘いデザートを好んで食べるという変わり者
ほんわかとした外見に、周りは癒される一方
本当にエースの女なのかと疑問を持つ者も少なくは無かった
『…エース。ヌイグルミ買って?』
エ「駄目だ。」
今日もまた、情報収集をしながら歩く街中で、ショーウィンドウの中の大きな人形にべったり張り付いて強請るアリス
『え〜?だって可愛いじゃん。私だってお金、稼いでるんだから、買っても良いでしょ?』
エ「何処に乗せる気だ!あんなでっかい人形!ストライカーは俺とお前で一杯一杯だろう。」
『……!』
エ「言うな!お前の考えてる事は解った。大きな船を買え、それか海賊から奪え。そんな所だろ?」
『!凄い!エースって超能力者だったんだ!』
エ「…もう良い。この単細胞め。」
何でこんな女に惚れたんだと、頭を悩ませたエースだった
エ「飯だ。飯にしよう。」
『わーい!ご飯!』
エ「ちゃんと主食を食えよ?」
『え〜?デザートは?』