●ハーブについて
そもそもハーブとは何でしょう?
ハーブの語源は「Herba(ヘルバ)」。草という意味のラテン語です。
現在では草に限らず、食用・薬用・香料・染料・装飾用など生活のあらゆる場面で活躍する植物を総称してこう呼んでいます。
その歴史は古く、古代ギリシャ時代以前にさかのぼり、聖書やインドのアーユルヴェーダなどにも登場します。
私たち日本人になじみの深いシソやワサビ、ネギや大根もハーブの仲間に入るのです。
最近の自然志向ブームで一般にもだいぶ知られるようになりましたが、実際には「ハーブってどんなもの? いったいどうやって利用したらいいの?」と疑問に思う方もたくさんいらっしゃると思います。
この『Herb Garden』では、いちおうハーブコーディネーターのはしくれである水名月(みなつき)が、分かりやすく簡単にハーブを紹介したいと思います。
ちなみに皆さん「ハーブ」というと、すべて食用にできると思っている方も多いようですが、ハーブの中には副作用のあるものや毒性のあるものもありますので、使用の際にはくれぐれも用法・用量・注意事項を守ってお使いください。
なお、この『Herb Garden』では、毒性のあるものは紹介せず、副作用のあるものは注意書きを入れますが、万が一ハーブを使用中に体に異変が現れた場合は、すぐにお医者様や薬剤師の方にご相談ください。
また、現在お薬を服用している方はくれぐれも注意してご使用ください。
参考資料/『ハーブ・スパイス館』(小学館)
『ハーブと暮らす本』(日本ヴォーグ社)
『楽しいハーブ百科』(主婦と生活社)
『心と体に効くハーブ活用ハンドブック』(池田書店)
『ハーブ図鑑110』(日本ヴォーグ社)
『メディカルハーブ』(日本ヴォーグ社) etc.