23番目の片想い

 それはそれは綺麗な、
  貴方の横顔

 同じ匂いに憧れて

 薬指に巻き付く銀

 淡色タイルに囲まれて
  貴方と私はヒトツになる

 そのひとことが、
  私を狂わせる

 秋空はどこまでも澄んで

 突き進む。
  辿り着く先は貴方

 もう寝させてよ
  生きることに疲れたの

 堕ちて墜ちて君の許へ

 事実はひとつ、真実はいくつ?

 ひとつの事実、真実の表裏

 カタチだけのあたし

 まばたきで過ぎ去った1時間

 終わりの無い黒

 ココロの感覚の不確かさ

 彼の人の後ろ姿は、
  誰よりも

 比例する想い、反比例する答え

 心情描写の読み取り方

 遠いなら引き寄せればいい。





 世界の終わりにいる人は

 挟まれたあたしは幸せ者?

 分離した空

 かぼちゃの中の宇宙

 揺れて、消えて、
  それでも貴方に嫌われたくない

 ゆるんでいってちぎれる声

 満月は欠けてしまうから

 崩れ堕ちた虚栄の城

 空を切る空色の車

 藍に押された宵闇

 絡めた小指・ほどけた約束

 星の数を数えてみても

 欠けた月と、時は流れ。

 どうしてもそれがいいとキミが言うものだから

 なによりも空色のこの想い

 貴方に堕とされるのなら
  悪くない

 終わりが聞こえた時、世界はまた動きだす

 そして天使は
  地へと舞い堕りた

 愛に縛られ窒息死

 蝕まれる密度





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