エッセイ集

□読書ノート
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補論:斎藤孝司『凡人が一流になる技術』



斎藤孝司『凡人が一流になる技術』 のエジソンルール中、「血管を圧迫しない衣服を着る」という点には違和感を抱きました。
読んだ当初は、その違和感が何に由来するのか自分でもわかりませんでした。
今日、スポーツ用品のカタログを読んでいたときに、違和感を抱いた理由がわかりました。

「血管を圧迫しない」とは、「鬱血しない」との意味ではないことは明白で、斎藤先生も説明されるようにタイトではないゆったりした服とのことでしょう。

しかし、最近のスポーツウェアの先端的なものは、何らかの形で体を圧迫して、疲労回復を図り(SKINS等)、あるいは、運動能力を発揮しやすくする(リーボックのTAIKAN等)ものです。

この種のスポーツ用品の性能については、話題になった後、結局無意味であったとの検証のなされることが少なくありませんが、斎藤先生が、精神論や文系的経験則以外のものに手を出したことは疑問に思いました。
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