法律

□民法総則
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錯誤(3)


4 要素の錯誤

表意者の保護と取引の安全の調和を図るた
めの要件(四宮177)。

要素の錯誤とは,表意者が意思表示の内容の主要な部分とし,この点について,錯誤がなかったら,表意者が意思表示をしなかったであろうし(因果関係),かつ,意思表示をしないことが一般取引の安全に照らして至当と認められる(重要性)ものを指す(大審院大正7年10月3日判決・民録24巻1852ページ)。
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