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□黒色の観察
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みんなが寝静まる頃
俺はいつものように
ユウの部屋に忍び込む――…
っていうか、
ユウの部屋は鍵がかかってない!
初めの頃はかかってたんだけど、毎晩俺が忍び込むんで諦めたらしい…これって誘ってるんかな?
…………………………………………狽ヘっ!!
マジだったらユウに失礼な事しちゃてたさ!!
据膳食わぬはなをとやら…そういうことなら………
とはいえ不用心さユウ〜と、そんなことを考えながら俺はユウの部屋のドアを開けた。
もちろんユウが起きないようにそっとね……
部屋に入るとユウの安らかな寝息が聞こえる。