Novels
□睨
1ページ/8ページ
―ラビside―
ユウとは
もう長い付き合いだから
大体のことは言わなくてもわかる………
はずだったんだけど…
知らないことも
まだあるなぁと実感した…
まさかユウが
キスが好きだったなんて最近まで知らなかったさ―……
どんなに嫌がってる時も
触れるだけの啄みで、
ほらピクっと反応して途端に目を閉じて
おとなしくなっちゃう……
あぁ反則さユウ……
そんな頬赤らめて
睫を振るわせて…
その奥に隠れる黒曜石が潤んで揺れる……
――誘ってるんさ?
ぺろ……
「狽………」