novel
□明けおめ!!
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『五秒前、四、三、二、一…』
『明けまして、おめでとー!!』
テレビから、
盛大な盛り上がりとともに、
年が、
明けた。
「悠太ー!!あけおめー!!」
銀髪をなびかせ、
猫叉の銀麗(ギンレイ)が、
飛びついてきた。
「銀麗、新年早々飛びつくな」
「だって、めでたいんだよー!!悠太ー、おめでとー!!」
銀麗は、
余程嬉しいのか、
顔が緩みっ放しだ。
そんな銀麗を、
見ていると、
こっちまで、
顔が緩む。
「悠太、おめでとー!!」
「…おめでとう、銀麗」
僕は、
銀麗の頭を、
優しく撫でた。
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