オリジナル小説 カシオペアレンジャー

□第一の敵は・・・
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愛しのソラの部屋で、ベッドを勝手に占領しているカシオペアレンジャーのリーダー、レッドこと藍は、ある壮大な計画を胸に抱いていた。
それは・・・。
新たに参入したリーフ、翔ちゃんの『ようこそ☆変態の集まり、カシオペアレンジャーへ』と言う名の歓迎会である。
「ねーねー、ソラ。リーフの歓迎会、やろっ」
私は二段ベッドの上から頭だけをだした状態で言った。
なんの前ふりもなく、なんの説明もなく、唐突に、思いつきのように言った私の言葉に、ソラはなんの躊躇いもなく、戸惑いもなく、親指を立てて了承してくれた。
「いいね。それ」
「でしょ、でしょ。じゃあいつがいいかな?皆にきいてみよー」
と、珍しくリーダーシップをとってブラック、ピンク、ゴールド、リーフの四人に(ぶっちゃけ面倒なので)メールで一斉送信する。
内容は。
『みんなでどっか行こうぜ☆』
すでにリーフの歓迎会ということはすっかり忘れている。
数分もしないうちにブラック、ゴールドから返事が返ってくる。
さすがこの二人は返信が速い。
こういう遊びの時だけ。
返事はもちろんOKだ。
ソラと二人、何をするか、いつがいいかとキャンキャン騒いでいると、リーフから返事がきた。
ブラック、ゴールド同様、OKだ。
「あとはピンクだね」
そう言ってから、早一日。
いつもどおりカラオケに行って、ファミレス行く?いやいや、ボーリングに行ってみたいぜ、ベイベ☆なんてソラと会話してから24時間経ちました。
そこで気がつく落とし穴。
敵が身内にいる。
その敵の名は・・・ピンクだ!!!
返事返せ、こらぁ!!
 

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