オリジナル小説 カシオペアレンジャー

□会議集合
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僕達に秘密基地などは存在しない。
何故なら経済的に作ることが不可能だから。
なんてことを考えながら僕は愛車である「ピン」を走らせていた。
目的地はとあるファミレス。
何の変哲もないチェーン店。
一応、会議と言う名目で集合をかけてみたのだが…メンバーからはなんとも微妙
な返事ばかりが返ってきた。
『眠い』『暇だから良いよ』『どうしようかな?』『うん、わかった』『音信不
通』
あんたらそれでも正義の味方か。
そう突っ込みたいのは山々だが…いかんせん、僕も何かと適当過ぎる。
そもそも正義の味方なつもりもない。
……突然の呼び出し…
僕なら必ずこう答えていただろう。
『えー…面倒…』

駄目だ!駄目過ぎる!!自分で自分が駄目だって言ってる辺り駄目駄目過ぎる!
!!

…まぁ、しょうがないか。
僕は色々諦めて何も考えなかったフりをすることにした。
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