Normal Love

□By all means
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《By all means》


「好きよ、悟天さん」


私の声、震えてなかった?ちゃんと言えた?


「ありがと。僕もブラちゃんの事好きだよ」



振り向いたあなたはいつもと変わらない優しい笑顔。


「私、もう高校生になったのよ」


悔しい程いつもと変わらない、私の大好きなあなたの声。
私が突然部屋に入って来ても。
例え前触れなく愛の告白を始めても。



「ねえ悟天さん。…私に男の人を、教えて?」


はしたない女だと思われてもいいの。あなたの心の中に少しでも私の居場所を作れるのなら、どんな事もするって決めたんだから。


「……いいケドさ、ベジータさんやトランクス君には言わないよね?」


「え?」


「ん―だからぁ、ブラちゃんも面倒事は避けたいでしょ?」


私の一世一大の告白も、あなたの前では忽ち消える。それでいいの。
「もっと身体を大事にしなよ」なんて、安っぽい言葉なんか欲しくないから。
「愛がないとできないよ」なんて誠実ぶったお決まりのセリフもお断りよ。



「もちろんよ」
「じゃ、こっちおいでよ」


これは自分で決めた事。後悔なんて絶対にしない。
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