Book★1
□雨 猫(08'4/16〜5/22)
2ページ/5ページ
恥じらいも飾り気もない身体を素直にさらして 私に身を委ねているコウ。
熱い湯に少し目を細める。
しなやかに筋肉のついた腕と肩、首筋を湯舟で洗ってやる。
「桃もあたたまって?」そう言って、あたたかい腕を背中に回す。
触れられるだけで、待ち侘びた感触に震える。
さみしかったよ。呟くと、笑顔で髪を撫でてくれる。
「今夜は…ここにいる?」恐る恐る尋ねると、視線で肯定した。
首筋に冷たい唇が触れるのを 目を閉じ感じる。
→
次へ
←
前へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ