Book★2
□苦味すら愛おしい。
1ページ/36ページ
「今年は…作ってみようかな。」
いつもの様に2人でくつろいでいた時。
ふと葉子が呟いた台詞。
口元に運びかけたティーカップを止めて、首を傾げた。
「…何を作るの?」
「…だからさ、チョコ。」
…はぁ!?
あまりに不釣合いな単語に、思わず笑ってしまう。
ヨウちゃんは短い髪を掻きながら、あからさまに苛ついた視線をこちらへ投げた。
.
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ