prf.Layton.

□レイニーディ、時々…
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ある日の午後。
今日はピクニックの予定だったんだけど…
外はドンヨリと暗く、空は泣き止まない。それどころか強くなる一方で。

「せっかくサンドイッチも準備して…」

面白くない。気分も悪くなるってもんだ。キッチンのテーブルにアゴを乗せてため息を吐く。

「今日のは特別に新鮮な野菜とか、美味しい果物だって準備したのに…」
「まだ悪態ついてるのかい?」

ボクの頭をガシガシと撫でながらクラウスさんはいつものように静かに笑う。

「つきたくもなります。だってスッゴく楽しみにしてたんですから。」
「僕は今の方がスッゴく楽しいけどなぁ…」

なんてニコニコしてるクラウスさん。ホントにたまに感覚がずれてるな、と思う時があるんだよね。
だから軽い気持ちで聞いてみた。

「どうしてですか?」

するとさっきとは打って変わって子供っぽい笑みを浮かべながら

「こうしてルークを独り占めできるから。」

サラッと恥ずかしい事を言いのけてしまう。
そのおかげで、さっきまでへそを曲げていたボクはキレイさっぱり居なくなってしまうのだ。

「クラウスさんの…バカ。」

変わりに照れ隠しで顔を逸らすボクが現れて、クラウスさんはますます上機嫌で。
何を言っても聞きそうにない。
外の天気は相変わらず曇天。予定は変わっちゃったけど、何も変わらないいつもの日常の方が、実はボクも好きだったりするのだ。





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