prf.Layton.
□らぶ おあ らいく
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「ラブとライクの違い?」
聞かれた時、深刻な表情だったから何事かと思った。
「はい、未だにわかんなくて…」
最大のナゾなんです。
そう真剣に言うものだからからかう訳にもいかず。
「そうだな…真面目に考えたこと、無かったし…」
なんて答えたってキミは少し機嫌を損ねるだけ。
「じゃあクラウスさんは持ってないんですね。」
「?…なにを?」
「だから、その……もぅいいです。」
聞き返せば顔を赤らめて怒り出す。相変わらずかわいいなぁ…抑えきれない思いがはじけて手を出してしまいそうだ。
「…あぁ、そうか。ルーク、こっち向いて。」
キミの聞きたかった答え、わかったよ。
振り向いたと同時に小さな身体をギュウッと抱き締める。
「な、っな…!?」
「コレがライク」
びっくりして固まってる彼に追い討ちをかけるように唇を重ねて髪を撫でた。
「コレがラブ、だよ。」
いたずらに笑いながらそう告げると、耳まで真っ赤になったルークはとうとう反撃も出ずじまいで。
「…よく、わかんなかった、です。もっとわかりやすい説明、して下さい。」
そう言って僕の懐に顔をうずめてしまった。
僕がキミに対する感情を言い表せる言葉な
んて、もしかしたらこの世には無いのかもしれない。
だからラブもライクも全て混ぜて、愛しいキミに捧げるよ。