prf.Layton.
□モーニングキッチン
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「クラウスさん、朝ですよ」
目が覚めると君がいて、空色のエプロンがぴったりで。
「今日の朝食は少し力を入れて作ったんです。早く顔洗って来てくださいね。」
頬にキス。その次はおでこを合わせてにっこり柔らかく笑って朝ご飯の報告と促すようなセリフ。
それに従ってまだ寝ているような浮ついた気分で洗面所へ行っき、冷たい水で頭を起こす。
「あ、洗って来ましたか?お湯沸いていますから、コーヒーは自分で…」
シンクに向かったままの小さな背中をギュッと抱きしめると、ビックリしたようで言葉が止まってしまった。
「ど、どうしたん…ですか?」
「んー…幸せ。」
なんて事無い日常。君が居るだけでこんなにも朝から満たされる。
君は僕の幸福の天使。