.

突発的で無節操な小ネタ。
いつもよりより短めです。多分。
◆no title 



随分と陽も落ちて、冷たい風に身震い。

ぼんやりと待つ横断歩道。
縦に車、横に車、次いで来る自分の番まであと少し。

(‥花弁。)

見つめる道路。風に舞った花一片。後ろを見上げれば、痛いくらいに光る看板の光りを受けて咲いた葉桜混じりのソメイヨシノ。

「教えてくれたんだね。」

明日は雨。きっと、もう今年の花に逢えることはない。

「ありがとね。」

心からの感謝と、少しばかりの寂しさ。
吹いた風に舞い上がる花弁、冷える体。
それでも、心は何処か暖かい。



.

2012/04/21(Sat) 23:54

[コメント書込]

[戻る]
[TOPへ]
[カスタマイズ]



©フォレストページ