ゲーム小説はかなり長め。同時更新きつすぎじゃー!

□猟奇事件物小説
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EVE ZERO

プロローグ

小次郎編

桂木弥生とともに桂木探偵事務所の所長代理を務める天城小次郎は、これといって急ぎの仕事もなく、苦手な書類仕事に追われていた。 そこに知り合いの柴田茜から依頼が持ち込まれること。依頼人は遺伝子工学分野で第一人者として知られる仁科秀人。依頼内容は家出した息子、榊原真の捜索と保護、であった。真捜索は、弥生を巡って敵対心を燃やす事務所の所員、二階堂との競争に発展してしまう。捜索を始めるにあたっての打ち合わせを行った際に感じた、仁科の言動に対する疑問。このため小次郎は、真捜索の一方で仁科やその研究所の背後を調査してみることにした。果たして、研究所の所員が内臓を抜かれた変死体で発見されたこと、フィルブライト財閥と葉室が研究所のバックについていることなど、仁科の周囲にはなにやらキナ臭いものが漂っていることを発見する。にちょうどその頃、失踪していた弥生の父、桂木源三郎が帰国してくる。しかしそれは単なる帰国などではなく、巨大な、ドス黒い事件の幕開けを告げるものだった。

まりな編

警視庁公安六課に所属するまりなは、猟奇事件の殺人現場への立ち会いを命じられる。猟奇殺人。――それは、内臓をすべて抜かれているという常軌を逸した殺人事件であった。だが、いかに猟奇殺人といえど、公安の管轄とは思えない事件であること。翌日、捜査会議にも出席を命じられたが結局なんの要領も得なかった。ただし、本部長はなんらかの答えを持っているようだったが……
まりなはそのままつぎなる任務につくことになる。それは海外からやってきたVIP、フィルブライト財団の秘書ルースの警護であった。しかし、ルースはまりなに何か隠している様子で、その来日の目的も不明瞭だった……。 ルースの面会の相手、ノバルティスの娘トアが誘拐され、その事件を解決するまりな。おかげでルースの来日の目的をノバルティスから聞くことができた。ある技術の使用権を買いたがっているとのことだった。ルースが求めているものがXTORTのである、とまりなが突き止めたときには、猟奇事件に端を発する事件の歯車はすでに回り始めていた……。

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