太陽の華

□lost
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というわけでタマムシ戦はユカリとセピアに決定!

ちなみにセピアは大喜びでした

バトル…

好きだね

そのセピアとコハクには今、夕飯の材料を買いに行って貰っている

多分変なものは買ってこない…

はず

そこはいいとして、でも私にはバトルに関して不安要素があった



「…大丈夫かな?

ユカリちゃん」



ベッドに座っている私の横でぬくぬくと眠るユカリの頭を撫でる

ハナダジムのユカリは…

なんて言うんだろ…

怖かったかも



「ユカリねぇ…

多分大丈夫だとは思うけど、用心するに越したことはないからね」




私の後ろにあるキッチンからソラが呟く



「うん…

バトルに出して大丈夫かは不安だけど、ユカリちゃんも出るって言ってくれたし、その気持ちを尊重したい」


「そうだね」


「ったく…

グチグチうるせぇな」




不意にソファーからシアンの苛立った声が聞こえた



「あいつになんかあったときは俺たちが全力で止めれば良いってだけの話だろ?

まだ起きてないことに対して不安がりすぎてもしょうがねぇよ」



「うん…

そうだけどさ…」



でもしょうがないじゃん

不安なもんは不安なんだし

そう思うと私の頭はどんどん俯いていく



「…ハァ」



シアンのため息が聞こえた



「シャキッとしろよ

お前は俺らのトレーナーなんだぞ」




シアンの叱咤も遠くに聞こえた












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