太陽の華

□Is it just a dream?
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「ミラが捕まっていた理由ですか?」


「はい」



私がこたえると、コロナさんはニコリと笑って顔を私に近づけた



「え?」


「それは…」


「オイ

なんでお前がこんなとこにいるんだ」




不意に聞こえた低い声

そっちに顔を向けると、そこには…



「あき様!

只今戻りました」



「books…

books…」



「あきちゃん大丈夫?

なにもされてない?」



「ご主人から離れろ」


「みんな一緒に帰ってきたの?」


「つっこむとこそこじゃねぇよ」


「ふふっ

邪魔が入ってしまいましたか」



私がシアンのつっこみを受けた後、コロナさんがベンチから立ち上がった



「そろそろミラの買い物も終わる頃ですね

ではあきさん

お話できて楽しかったです

ありがとうございました」


「えっ!?」



さっきの質問の答えは!?

そんなことを思っている私とは裏腹に、コロナさんは私から離れていった



「そうでした

ミラが捕まっていたあの密猟者…

ハナダの洞窟にいるらしいですよ

確かな情報です

では」



そうとだけ言うと、コロナさんは軽く会釈して私達の前から姿を消した













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