太陽の華

□calling you
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「セピア〜

おいでっ!」


『ご主人〜』



毎回恒例のハグをする

セピア本当に抱き心地いいな…

モフモフ



「オイコラそこの犬

鼻の下伸ばしてんじゃねぇぞ」



『ハハッ

シアンはやりたくてもできないもんな』



「お前っ…!」



眉間に青筋が立つシアンと相変わらず爽やかなセピア

そしてセピアがすり寄ってきた



「っ!」


「えっ、可愛い…!」


『ハハッ

だろ?』



「ふざけんなクソ犬!」


「ハイハイ

わかったからシアン落ち着いて

あと、ユカリが覚えちゃうからそういう言葉遣いやめてほしいな」



「ソラてめぇ…」



セピアを抱いた私とシアンの間を割るように入ってきたのはソラだった



「抗議は後で聞くから

とりあえずまだここが安全だって確かめられたわけじゃないから、いったん移動するよ」



「うん

ん?」



ソラは私の右手を握り、エスコートするように優しく引っ張った



「あき、こっち」


「あ、うん」


『左手だけで抱えるのはいいけど、落とさないでくれよ』


「じゃぁ、もっとギュッとする?」


『おっ

いいねぇ』



「っ〜〜!!」



口をパクパクさせたシアンが顔を真っ赤にさせてたのは言うまでもない












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