太陽の華

□darkness and the moonlight
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はい

そんなこんなでランターンさん改め、ソラがうちのパーティーに加わりました

今はもう擬人化水飲んで人間にはなってるけど…

イケメン!

細いフレームのメガネにセミロングの青い髪

彼をイケメンと呼ばずして、誰をイケメンと呼ぶ!

つか、なに?

擬人化したポケモンってみんなイケメンなの?

わ〜

我が子はみんなイケメン揃いでお母さん嬉しいわ

…すいませんでした



「おい

さっさと行くぞ」



「あ、うん」



シアンに引っ張られ、いざお月見山に潜入!

足を踏み入れると、そこには…



「うわぁ…

何一つ見えない」



暗闇しか広がってませんでした



「どどどどうしよう

何も見えない

みんな、迷子にならないようにね!」


「むしろお前がな

おい、奔走するのやめろ」




シアン?

に、腕をグイッと引っ張られる

思わず腕に抱いていたユカリを落としそうになってしまった

危ない…



「ねぇ…

誰かフラッシュできない?」


「あ、俺できるよ」


「俺も」


「できるんかい!」



ダメ元だったのに!

しかも2人も



「どっちかでいいからフラッシュお願い

見えない…

全く見えない」


「やってもいいけどさ…

俺が原型に戻ってフラッシュすると誰が歩けない俺運ぶの?」



「あれ?

人型でだとフラッシュできないのか?」



「できるけどさ、人間のカタチした奴が光ってるのって…

不気味じゃない?」



「…結局俺しかいねぇじゃねぇか!

だったらもう最初の時点で黙ってろよ!」




シアンは一瞬で原型になるとフラッシュをした

シアンの黄色い輪の部分から光が放たれる

おお…

見える!



「よぉしこれでシアンは使えないな」


「は?」



シアンは訳がわからないとばかりに声を出した



「戦闘は俺がやる

だって、フラッシュしてるやつが瀕死になったらまずいだろ

ハハッ

悪いな」



「おま…

この前のこと根に持ってやがる…」



「セピアが戦闘なら、俺はあきちゃんを守る役だね

ユカリは寝てるし

役得どうもありがとう」




ニコリと大人スマイルを向けるソラ

それに対してシアンはワナワナと震えだした



「お前も仕向けたなコノヤロウ…!」


「先に進みませんか」



終わらない討論に終止符をうつべく私は口を挟んだ













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