太陽の華

□calamity? welfare?
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「えっと…

ガーディくん?

私たちに何か用かな?」



私はガーディくんと目を合わせる為にしゃがみこんだ



『お前らが俺を助けてくれたんだろ?』


「あ〜

まぁ、結果論だと」


『ありがとな!』



ニカッとガーディくんは笑った

か…可愛い!



『それで、俺はお前らが気に入った

ついて行く』


「桃太郎か」



きび団子の代わりに助けたらついて行くですか?

ガーディくんの眼がランランとしている

くっ…

負けるか!



「いやね、私たち旅してるのね

だからきっと危ないよ?」


『大丈夫だよ

俺、結構強いから』


「この前まで集中治療室にいた奴は誰だよ」


「コラ、シアン!」


『こんなやつより俺の方が役にたつぜ』


「…あんだと?」



シアンの眉間に青筋が立つ

それでも爽やかに

爽やかにガーディくんは笑う



『連れてってくれよ

そうしたらいくらでも俺を抱いていいし、たまに肉球を触ってもいい

自分で言うのもあれだけど、俺の毛並みいいぞ』



うっ…

触りたい…



『お前ら旅してるなら野宿も当然するだろ?

俺、ほのおタイプだから暖をとれるし、火を起こすのに困らない』



うっ…

確かに…



『嗅覚も優れているからたとえ迷っても出口まで案内できる

ここ、トキワの森だっけ?

先導してやる』


「一緒に行こうか」


「オイ!」


「…」



負けた

完敗だ

この子、自己PRむちゃくちゃ上手い



『じゃぁ俺をボールに入れてくれよ』



私は一回フレンドリーショップに立ち寄ってモンスターボールを四つとほのおタイプ用のポケモンフーズを買った

ボールはまたいちいち買うのが面倒だったからまとめて購入



フレンドリーショップで私が新しい仲間にウキウキしながら買い物をしているその間、

シアンはイライラしていた

ガーディくんはニコニコしていた

ユカリはぼんやりしていたのを私は知らなかった













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