太陽の華
□eyes
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「次はクチバのジムだね」
「そうだね」
私たちは朝からゆっくりと歩いてそっちへと向かっていった
「いい天気〜」
私は上にグッと伸びをする
『絶好のバトル日和だな!』
「あ、そんなにバトルしたいんだ?」
『当たり前だろ?
最近バトルしてねぇもんな』
キラキラした瞳でセピアが笑う
うん、いつもながら爽やかだなぁ
『まえ…
へん?』
「ユカリちゃん?
なにが変なの?」
ユカリの視線を追い、目線を前に向かせる
すると前方でこちらにむかってくる何かが…
「えっ!?
何あれ!?」
「人…
だな」
『トレーナー!?
バトルできねぇかな?』
「セピアは本当にバトル好きだね」
「待って、根本的に全てが違う
バトル申し込める雰囲気じゃない」
だってあんなに必死にダッシュしてる人にバトル申し込んで、オッケーする余裕があるようにはどうしても見えない
なんでダッシュしてんだろ?
そう思ってるとずいぶん近くに来たトレーナーさん…
むしろ、塾帰りくんが私のそばで止まった
「あんたら!
この先は行かない方がいいよ!」
「な…
なんで?
なにがあったの?」
「ポケ賊だ!」
「ポ…
ポケ賊?」
なんだそりゃ
私は首を傾げた
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