太陽の華

□the dawn of departure
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その晩はオーキド博士がスープだの、ステーキだのといった豪華な料理とかでもてなしてくれた

久しぶりにこんな料理を食べた気がする…

ってかどこにこんな金が?

思ったけど、ある意味怖すぎて聞けなかった

シアンとユカリにもポケモンフーズをくれて、二人は黙々とそれを食べてた



私の食事を食い入るような目で見てたのは気づかなかったことにした

こんな豪華な料理やれるか!!

そして今は与えられた自室でのんびりしている

ヒャッホー

ベッドにダイブ!!

ああ…

ここは天国だ



「お前、食べた後にすぐ横になるとミルタンクになるぞ」


「失礼な」


『…』


「お前はすでにケンタロスな」



私の横で寝息をたてているユカリに擬人化したシアンはため息をついた



「そんなこと言わない!

ユカリちゃんはまだ小さいんだもん!

睡眠だって必要…

…つか

え?

ケンタロス?

ミルタンクじゃなくて?」


「は?」


「いや…

は?

はこっちのセリフ」


「お前寝ぼけてんのか?」



シアンはユカリを起こすと、擬人化するように言った

ユカリは目を擦りつつ、それに従う

いや…

は?



「こいつ、雄だぞ」


「…」



シアンはユカリの頭の上に手を置き、ユカリはそれがどうしたとばかりに首を傾げた







「はぁぁぁぁあああ!!!!?」



あまりの大声にオーキド博士たちがどうしたのかと走って来たから、シアンとユカリは慌てて原型に戻った

その前に一回シアンに頭を叩かれた













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