Love to...

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スネイプの付き添い姿うつしで2人はキングスクロス駅にやってきた。
アリスの肩には##NAME3##が乗っている。


「ちょっと怖いな…去年みたいに通れなかったらどうしよう?」


9と3/4番線に繋がる柱を前にアリスは立ち止まりスネイプを見上げた。


スネイプ「…仕方ない。」


大袈裟にため息をつくと、アリスの肩を引き寄せた。


ス「怖ければ目を瞑ってろ。」


アリスの歩幅に合わせてか、ゆっくりと歩きだした。
途中で、ふ、と空気が変わった感じがした。


「と、通れた!」

ス「当たり前だ。通れない方がおかしいんだ。」

ルーピン「アリス、こっちだよ!」

「リーマス!」


手を挙げているルーピンに駆け寄る。
その後ろからは、眉間の皺をいつもより深めたスネイプが歩いて付いてくる。


ス「ルーピン、こいつに少しでも変なことをしたら…どうなるかわかっているだろうな。」

ル「わかってるよ。全く、セブルスったら心配性なんだから。そんなに心配なら一緒に乗るかい?」

ス「ふん、貴様と違って我輩は生徒が着くまでにやらねばならんことが山ほどあるのだ。」

ル「はいはい。大丈夫だから安心してよ。私だって、まだ命が惜しいからね。」

ス「では、ルーピン。不本意ながら、アリスを頼みましたぞ。」

ル「あー、はいはい。」

「じゃあ、お父さん。また後でね。」

ス「何かあったらすぐに##NAME3##を飛ばすんだ、いいな?」

「うん、わかった。」


アリスが頷くのを見て、スネイプは踵をかえした。


ル「さ、行こうか。」

「うん!私、乗るのはじめてだからすっごい楽しみ!」


まだ生徒が1人も乗っていないホグワーツ特急に、2人は乗り込んだ。


ル「この辺でいいかな?」


コンパートメントに入る。
窓からホームを見るが、人影は見当たらない。


「ねぇ、リーマス。これ、本当にホグワーツに行くの?」

ル「あぁ、心配いらないよ。直に生徒たちも来るさ。」

「私たち、随分と早く来ちゃったみたいだね。」

ル「セブルスは心配性だからね。出発までは、あと2時間くらいかな。」

「え、来るの早すぎでしょ。」

ル「まぁ、早く来て悪いことはないからいいんじゃない?」


そう言いながら、ルーピンはガサガサと荷物から何かを取り出した。


ル「アリスも食べる?」

「何、それ。」

ル「チョコレートだよ。甘くて美味しいんだ、どうぞ。」

「ありがとう。」


一かけを口に放り込むと、アリスにはカナリ甘かったが、心が温かくなるような優しい味がした。
ルーピンは他にも沢山のお菓子を持っており、2人でプチお茶会を楽しんだ。


ル「そうだ!アリス、学生の時のセブルスを見てみたくないかい?」

「えっ、見たい!」

ル「実はね、アルバムを持ってきたんだ。隣においで。」


隣の席をポンポンされ、そこに座る。


ル「まず、これね。」


そう言ってアルバムの表紙をめくると、そこには1対2で睨み合う生徒が映っている。










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