薄桜鬼
□陸
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「2人とも…。」
藤堂「うわぁ、ごめん。ごめんって。」
永倉「悪かったって。だから、そんなに睨むなよ…な?」
呪鬼が口を開こうとした時、襖が開いた。
土方「今戻った。」
羽織のまま部屋に入ると近藤の近くに腰をおろした。
近藤「おぉ、トシ。」
沖田「土方さん。」
斎藤「総長、副長、お疲れ様でした。」
土方「おぅ。」
「土方さんっ!」
土方「呪鬼、お前は何を怒ってるんだ。」
「平助と新八が…」
沖田「おかえり、山南さん。」
「ちょ、総司!まだ私が話してるんだけど。」
山南「ただいま戻りました。」
土方の斜め後ろに山南が座る。
「山南さんまで…。」
近藤「ご苦労だった。腕の傷はどうだ?」
山南「ご覧の通りです。不覚をとりました。」
心配そうな顔で見るみんなに、山南は苦笑いで答えた。
山南「大丈夫ですよ。見た目ほど大袈裟な怪我じゃありませんので、ご心配なく。では。」
藤堂「山南さん、晩飯は?」
山南「結構。少し疲れたので、部屋で休ませてもらいます。」
山南はそのまま部屋に戻って行った。
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