薄桜鬼

□肆
1ページ/5ページ






「そんな、大したことじゃないです。」

土方「いいから、話せ。」

「…家出です。」

沖田「君、家出少女だったんだ。」

「えぇ、まぁ。千鶴に会う前は、兄と住んでたんですけどね。その兄が随分とシスコンで、それが嫌で家出しました。」


場の空気が固まった…気がした。


斎藤「…大変だな。」

土方「そいつはともかく、年端もいかねぇ小娘が男に身をやつしていたのはそういうわけか。」

近藤「うんうん。何っ!!娘!?」

新八「お前も女か?!」

平助「うそだろ!?」

近藤「くーっ、この近藤勇、一生の不覚!まさか君もオナゴだったとは!」

沖田「どう見ても女の子じゃないですか。」

新八「そうはいっても、証拠はねぇだろ。」

千鶴「証拠といわれても。」

原田「だったらいっそ、脱がしてみるか?」

千鶴「えぇっ!?」

近藤「許さん!そりゃ絶対に許さんぞ!」

「私も許しませんよ。」

山南「落ち着いてください。」

近藤「あぁ、いやぁしかしこれはだな…」











次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ