薄桜鬼
□肆
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「そんな、大したことじゃないです。」
土方「いいから、話せ。」
「…家出です。」
沖田「君、家出少女だったんだ。」
「えぇ、まぁ。千鶴に会う前は、兄と住んでたんですけどね。その兄が随分とシスコンで、それが嫌で家出しました。」
場の空気が固まった…気がした。
斎藤「…大変だな。」
土方「そいつはともかく、年端もいかねぇ小娘が男に身をやつしていたのはそういうわけか。」
近藤「うんうん。何っ!!娘!?」
新八「お前も女か?!」
平助「うそだろ!?」
近藤「くーっ、この近藤勇、一生の不覚!まさか君もオナゴだったとは!」
沖田「どう見ても女の子じゃないですか。」
新八「そうはいっても、証拠はねぇだろ。」
千鶴「証拠といわれても。」
原田「だったらいっそ、脱がしてみるか?」
千鶴「えぇっ!?」
近藤「許さん!そりゃ絶対に許さんぞ!」
「私も許しませんよ。」
山南「落ち着いてください。」
近藤「あぁ、いやぁしかしこれはだな…」
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