薄桜鬼

□参
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近藤「よさんか、三人とも。」

山南「口さがない方ばかりで申し訳ありません。怖がらないでくださいね。」

「(…こいつが一番怖い気がするのは、気のせいか?)」

山南「ま、そこを閉めてお座りなさい。」

千鶴「はい。」

「ぁ、私が閉めるよ。」


静かに襖を閉め、千鶴の隣に座った。


「(まだ眠いや…)」


バレないように、小さく欠伸をした。


近藤「俺は新選組局長、近藤勇。こちらの山南くんが総長、そしてこっちのトシ、いや土方歳三は副長を務めている。」

土方「近藤さん、何で色々教えてやってんだよ、あんた。」

近藤「ん?ま、まずいのか?」

「(もうダメだ、眠さには勝てない…)」


ついに、座ったまま寝てしまった。


―――……。


千鶴「そんなっ!」

「んっ…?」


千鶴の焦ったような声で、呪鬼は目を覚ました。











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