忘れられない記憶

□第8話『ナルトの心情』
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「えっとね、どんな技でも使いこなしちゃうくらい、頭が良くて、強くて、優しくて…素敵な人だったよ。今でもお父さんを尊敬してるし、私の憧れの人かな。」

ナ「そっか。すげー人だったんだな。」

「そうだね。」

ナ「そんなすげー人が…なんで俺なんかに九尾を封印したんだろう。」


ナルトの言葉に暗く重たい空気が流れた。


「きっと…ナルトくんなら大丈夫だと思ったからじゃないかな?」


3人の視線が雪華に集まる。


「“火影”って呼ばれた人だもの。ナルトくんに封印したのには何か大事な意味があるんだよ。」

ナ「意味?」

「そう。だから、ナルトくんは早くその意味を見つけなきゃね。」

ナ「…ねーちゃんのおかげで元気出た。ありがとう、雪華ねーちゃん。」

「さ、早く食べないとせっかくのラーメンが伸びちゃうよ。」

ナ「おぅ!あ、おかわりしてもいいんだよな?」

「もちろん。好きなだけ食べて。」

ナ「やった!」


その後5杯ほどナルトがおかわりをし、解散となった。


――………。


何となく散歩がしたくてフラフラ歩いていると気付けば慰霊碑のところに来ていた。


「お父さん…。」


父親の名前を指でそっとなぞると、一筋の涙が頬を伝った。











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