忘れられない記憶
□第6話『幼少時の友達』
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カカシに言われた通り、上忍待機室へ向かった。
“ガチャッ”
部屋に入った瞬間、たくさんの視線を感じた。
紅、アスマ、ガイなど雪華の知っている上忍は部屋にはいないようだ。
「あ…あの…。えっと…今日からお世話になります、波風雪華です。よろしくお願いします。」
緊張しながらも、どうにか自己紹介をした。
くノ一「…雪華?」
右手に団子、左手に汁粉を持ったくノ一が話しかけてきた。
くノ一「雪華なのねっ!あーん、久しぶりっ!!」
「へ?」
突然抱きつかれ、雪華は驚き固まった。
くノ一「あれ、私のこと覚えてないの?アンコよ。みたらしアンコ!」
「アンコ…?」
封印が解かれたばかりの記憶から必死に“アンコ”という名を探し出す。
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