忘れられない記憶
□第4話『過去の記憶』
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ミ「…セイヤのところだよ。」
セイヤ…雷の国に住む、パパの幼なじみ。
「嫌っ!!」
ミ「雪華?」
「パパと一緒にいる!パパとカカシくんと、ずっと一緒にいるっ!!」
ミ「それはダメだよ。」
「なんで?」
ミ「雪華は、今日から雷の国で暮らさなきゃいけないんだ。」
「嫌だっ!」
ミ「雪華っ!」
「いやイヤ嫌!そんなの嫌!!」
いつもは素直に言うことを聞く雪華が、今日に限ってワガママだ。
ミナトは少し呆れたような顔をした。
ミ「…仕方がない…。」
ミナトは何か印を組み始めた。
カ「先生っ!」
ミ「雪華、ごめんね。」
“トンッ”
ミナトは軽く雪華の額に触れた。
「…!!」
その直後、雪華は気を失ってしまった。
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