忘れられない記憶
□第1話『極秘任務 木ノ葉へ』
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―夜―
思ったより準備に時間がかかってしまい、雷影邸に着いた時には10時を少し過ぎていた。
「失礼します。」
雷影「…遅かったな。」
「すみません。」
雷「まぁ、いい。」
「私に極秘任務とは?」
雷「実はな、これを木ノ葉に届けてほしいんだ。」
雷影は懐から一本の巻物を取り出した。
「…木ノ葉に?」
雷「あぁ。」
木ノ葉隠れの里は、私の恋人が住んでいるところ。
雷「でな、お前にはこの任務が終わったら休暇をやりたいと思ってる。」
「休暇…ですか。」
雷「あぁ。その巻物を火影に渡したらそのまま休んでいいぞ。久しぶりだろ?カカシと会うのは。」
「…まぁ、はい。」
はたけカカシ…木ノ葉一のエリート上忍であり、私の恋人でもある。
雷「帰還はまたこちらから連絡するから、それまで存分に休んできてくれ。」
「はい、ありがとうございます。」
雷「じゃあ、気をつけて行ってこい。」
「はい。では、失礼します。」
私は、そのまますぐに木ノ葉へ向かった。
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