Forever With You

□第F話
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ヴ「…左腕を出せ。」


袖を捲り上げ、ヴォルデモートの前に左腕を差し出す。

そこにヴォルデモートが杖を向け、何か呪文を唱えた。


「うぁっ!!」


焼けるような痛みの後、アリスの腕には蠢く闇の印が浮き出ていた。


ヴ「ホグワーツを卒業したら、またここに来い。」

「はい、“我が君”。失礼します。」


ヴォルデモートに背を向けた瞬間。


「プロテゴ!」

ヴ「ほぅ、なかなかだな。」

「ありがとうございます。」


今度こそ、アリスは部屋を出た。


レ「アリス、大丈夫だった?」

「えぇ。」

レ「じゃあ、ホグワーツに帰ろうか。」


頷くと、来たときと同じように付き添い姿移しでホグワーツに戻った。


「レギュラス、ありがとう。」

レ「じゃあ、僕はこれから行くところがあるから…またね。」

「うん、ばいばい。」


笑顔で手を振るアリスを残し、レギュラスは姿くらましをした。

レギュラスを見たのは、それが最後だった。










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2015.1.15
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